昨年から
当教室でもリモートレッスンを開始しておりますが、一昨年から出講先の学校でリモート中心の授業を行っております。なのでもう、コロナパンデミック以降2年間、対面授業無しの学生さんがいる状況なのですね。
で、そろそろ年度末で課題の評価なども随時行い始めているのですが、リモートを実施してからの学生作品のレベルが上がっているような気がするのです。
私の授業はWebサイトの作成とWeb上で動くアニメーション制作という実習・演習系なのですが、テーマを与えて自由に作ってもらった作品の内容がなかなか良いものが多いです。
多分、作品を作らないといけない、提出しないと評価されないという事もあるし、時間を自分なりに組み立てて、マイペースで物を作る点が影響しているのかも知れません。
対面だとクラスメイトと一緒になるので、意外に他人の目を気にするというか、出る杭になって打たれないようにする、保守的(?)な考え方に至ってしまうのかも知れません。
おそらく、座学系の授業だとオンライン系の授業だとなかなか理解が及ばない部分が多いような気がしますが、手を動かして自分で考えるタイプのカリキュラムにおいてリモートはかなり有効かなと思っています。
AかBかのステレオタイプ的に対面とリモートの成否を考えるのではなく、これらの特性を上手く活かして行くカリキュラム作成がこれからは必要なのだろうなと、自分自身の課題と考える、今日この頃です。