2014年3月5日水曜日

SIMフリーとは?その3

●スマートSIM980
スマートSIM
IDEOSに付属のU300の使用期限が終わったので、同じb-mobileの「スマートSIM980」にSIMを変更。
これは月毎の定額980円でデータ通信が利用できるSIMカードで、但し通信速度が150KbpsというU300の半分の速度。
U300で遅い回線でデータ通信を効率良く行う方法をなんとなく見出していたので、その半分でも上手くやれば使い物になるんじゃなかろうかという、ちょっと挑戦的な目論見と、どこまでコストパフォーマンスを向上できるかという点であえてコレにしました。
本当はもう一つ上のランクの1980にしようと思っていたのですが、まぁ、980を試してみて、やっぱり使えないと思ったら高速通信が使える1980に変えようと思っていたのです。
ですが、この980、思った以上に使えました。いや、私のモバイルの使い方なら充分なくらいでした。
150Kbpsという速度は大体、昔の携帯電話でのインターネット通信ぐらい。いわゆるMOVAやcdmaOneとか。ISDNの電話回線が126Kbpsだったはずなので、21世紀に入ったばかりぐらいのネット回線をイメージすると良いかも知れません。PHSを利用したノートPC用のデータ通信モジュールなんかも大体このくらいの速度でしたね。
...という事は、結構使えるんですよ。
出先でメールをチェックしたり、テキストベースのWebサービス、例えばツイッターやフェイスブックなんかを使う分にはあまり問題はありませんでした。
驚いたのは、IDEOS端末でもその他の端末でもそうでしたが、GoogleMapが意外に普通に使えるんですね。
航空写真のレイヤーを重ねると極端に重くなりますが、通常の地図表示であればほぼ問題ありません。
画像なんかはサーバー側である程度の圧縮処理をしているようで、若干軽量化されており、それも通信速度の体感が意外に速く感じる要因になっているかと思います。

私は更にメインブラウザとしてOpera miniを使用しました。
これは端末にWebページを読み込む際にOperaのサーバーを経由させてページのデータを徹底して圧縮し軽量化したものを利用するもので、体感速度がとにかく速い。動作が気持ちよくストレス無くこの「ナローバンド」な150Kbpsを利用するには最適のブラウザです。

ちょっとした工夫は必要ですし、無理は出来ませんが、自分にとって必要なモバイル環境やそれに寄って得られる情報はこの月額980円の低コストで充分に得られるのだと確信できました。
わざわざ1万円近い定額料金を払って無駄にデータのやり取りをする必要は自分には無いのだとも再確認しました。

そんな感じでモバイル機器を利用していた年末に、お年玉とも言えるニュースが飛び込んできました。
それは昨年急に拡大し始めたMVNOによる低価格高速通信に迫る新サービスにスマートSIMから料金そのまま移行できるという事でした。
それが「b-mobile X SIM」というサービスです。

...もうちょっと続く。

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