2023年9月28日木曜日

MMLって知ってる?

MSXA:音楽もされていたそうですけど、やはり最初はMSXで?

宮内:趣味でずっと作曲していますが、最初はMSXに音源が入っていたからで。今でも作曲するときは便利だから、MMLでメモを取ったりします。

※MMLとは「Music Macro Language」の略で、MSXをはじめ昔のパソコンで音を鳴らす際に使われる、楽譜をテキストとして書く書式のこと。ドがC、オクターブがOの後に数字…と省略が激しい。一見してワケの分からない「V15L4O5@47cdefgab>c<」みたいな謎の文字列だが、打ち込んで、パソコンがきちんと音楽を演奏してくれると、不思議に感動する。そんでハマると。簡単にメモれるのでトイレでも電車の中でも良いメロディが思いついたらレッツMMLだったりするそうだ。
 
「米国育ちの神プログラマー? 日本SF大賞作家のMSX愛がスゴい!:MSX30周年」

https://weekly.ascii.jp/elem/000/002/619/2619044/ 

古めの記事がおすすめされて来たので読んでいたら、MMLについて書いてあって懐かしく思ったりしました。

私の最初のパソコンはいわゆる国産8ビット機という80年代のパソコン・マイコンブームの中心的な機種の一つでもあったMSX1でした。

記事にあるMSX2+よりも前のローエンドな機種で、音源は音色の指定できないトーン音源(PSG)の3和音(同時3音発声)というものでした。

当時のパソコンにはいわゆる「OS」は入っていなくて、プログラムを入力するBASICインタープリターが表示されます。

例えばファイルを開くなどの操作はこの画面にBASIC言語でコマンドという構文を書く形になり、パソコンに対する操作を箇条書きにしたプログラムのリストを記述する事で効率良く作業をさせたりする事が出来るようになります。

MMLはサウンド関連のコマンド構文でこれを記述する事でパソコンに自動演奏させる事ができるのです。

元々音楽は好きだったので、プログラムを記述すると即座に音楽として演奏してくれるMMLは大のお気に入りで、色々プログラムを作り散らかしていました。

特に楽器が弾けるわけではなかったのですが、採譜用に安いキーボードを買って、音楽の授業で勉強した程度の知識で楽譜を作って、譜面見ながらコードを入力するのが面白かった記憶があります。

その後、FM音源内蔵のミドルクラスパソコンのFM77AVに買い替えて、同じようにBASICで色々作っていました。

今はグラフィカルなプログラミング言語とも言える「Scratch」やHTMLやCSSのWeb用の言語、Javascriptなど様々なプログラム言語に触れる機会が増えていますが、プログラミングが楽しかったのは子供の頃の「特に役に立たないかも知れない」プログラムの製作だったかもしれません。


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