今月9日で長年使われ続けてきた2003の延長サポートが終了する事もあって、2013に移行している人も多いでしょう。
Officeは2007からリボンというタブを用いたインターフェースにかつてのメニューバー&各機能のバーを置き換えたものになっているので、2003から2013へ乗り換えた方はやや面食らっているかも知れませんね。
また、2013はインストールを完全にインターネットからのダウンロードによるものになっており、いわゆるクラウドサービスを前提とした作りになっているのも特徴的です。
そのクラウド対応の際たるものが"Office Online"です。
2013のインストールと初期設定の際にこのOffice Onlineのアカウント取得を促されるのですが、その際に登録しておくと、「Officeをブラウザ上で動くWebアプリとして使う」事が出来るようになります。
Office OnlineのWord Onlineでドキュメントを開いて編集している様子。
機能は限定されているものの基本的な操作は可能。
元々クラウド上のファイルサーバーであるSkyDrive(現・OneDrive)にある書類を利用する事は2010から出来ていたのですが、完全なオンラインでのアプリ利用が出来るようになっているのはなかなか便利です。
個人的にはこれだけでも充分に買いだったなと思っていたり。
何よりも、「Officeがインストールされていないパソコンでも使用できる」のが便利。
実際、上のWord OnlineはMacintoshのChromeブラウザ上で動作しているものです。
他にも、LinuxOSの一種PuppyのOperaブラウザ上でも動作を確認しています。(一部入力の際に問題があったりしますが)
なので、もし業務でOneDriveを用いる事が出来るのであれば、書類をアップロードしておいて、場所を選ばずどこでもブラウザさえあれば仕事が出来るという寸法です。
GoogleのGoogle Driveで新規ドキュメントを表示している。
Webアプリはこれから大きく発展している。
このようなWebアプリはやはりGoogle Driveの影響が相当大きいでしょう。
Googleドキュメントという名前でMicrosoft Officeと同じくワープロ・表計算・プレゼンテーションなどを無料でアカウントさえ持っていれば使えるようにしたこのコンテンツは後に様々なWebアプリケーションの登場を促します。
今では、文書作成だけでなく画像処理や動画編集、システム管理、プログラミングなど様々なアプリが利用出来るようになって来ています。
おそらく、将来的にはいくつかのアプリケーションは基本的にインターネット上で提供されるWebアプリが基本となって、パソコンにはインストールされない状態になってゆくだろうと思います。
MacのChromeブラウザでPowerPointのプレゼンテーションを開いた状態。
通常と同じくエフェクトのかかったスライドが表示できる。
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