2018年5月25日金曜日

Photoshopの新機能

写真などの画像処理の代表的ソフト「Adobe Photoshop」の最新版「CC2018」に面白い機能が追加されているのでご紹介。

  • 何か被写体がハッキリしている写真画像を開きます。
  • 選択範囲メニューから「被写体を選択」をクリックします。
  • 少し時間がかかるかも知れませんが、自動的に「被写体のみを選択」してくれます。

今までは同様の作業をする際には「自動選択」や「クイック選択」「色域指定」のような「同じ色を選択する」機能や「マグネット選択」のような「輪郭を抽出する」機能、または「クイックマスク」のようにマスク機能を用いた手法が一般的でした。
ですが、この「被写体選択」は画像を解析して「被写体」と「背景」に区別し、被写体の輪郭を検出するというようなやり方のように思います。
被写体選択で出来た選択範囲からマスクを作成して鳥だけを表示させました。

AdobeはAIを用いた機能を随時取り入れて行くようで、これもその一つかと思われます。
次期バージョンではこちらの色調補正のくせを学習して、自動的に画像の補正をしてくれるようになって行くのかも知れません。

その他、マスク機能もかなり強化されていて、マスクの詳細な設定が可能になっています。
レイヤーマスクサムネールをダブルクリックして属性パネルを表示した状態。
この時点でもマスクの調整が可能。

「選択とマスク」のボタンをクリックした状態。
属性パネルの時よりもマスク範囲の増減やコントラスト調整など細かな設定が可能。

選択機能にもう一つ「焦点距離による選択」が出来るようになっています。
以前からあった「色域指定」に似ていますが、被写体を検出後、その被写体に対しどこまで焦点を合わせるかの範囲で選択をするという面白い機能です。

あくまでも選択の機能なのでこれだけで何か出来るという訳ではありませんが、Photoshopの操作の難しい所をかなりカバーしてくれるものであると、個人的にはバージョン3.0での「レイヤーの登場」以来の出来事かと思っていたりもします。

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