2012年7月3日火曜日

レタッチ入門~レベル補正その1

教室の看板が日に焼けて早速色褪せてました。
また、このところの雨や風でかなり傷んできてもいます。

しかし、7月に入ってついに教室運営が本格化、つまり受講生が誕生しそうな状況なので本腰入れて頑張らねばというところです。


結構軽率に見切り発車したところもあるので、少しずつ軌道修正をかけて行かないとなぁ。


と、近況を書いた所で、また、見切り発車なGIMP講座です。
ではでは。

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レタッチ入門編


写真を修正してみよう(色調補正編)


・レベル補正とヒストグラム


GIMPにはデジタル画像の色味や明るさなどを修正する様々な機能が備わっています。この機能を用いて色調補正という作業を行ってみましょう。 
レベル補正とは画像の明るさの分布の修正です。画像の明るさの分布というのは、画像を構成している画素(ピクセル)がそれぞれどの程度の明るさを放っているのかという分布になります。これらの画素に最大・最小の明るさや中間の明るさなどを指定する事で画像を明るくしたり、暗くしたり、また、明暗のコントラストを強調したり、一定以上の明るさを均一にしたりという処理が行えます。
このレベル補正と切っても切れないのが、ヒストグラムという画素の明暗の分布図です。(図)
ヒストグラムは画像に使われている画素の明暗の数を黒(暗)から白(明)のグラデーション上に分布したグラフの様なものです。このヒストグラムで明るさを変更する事でレベル補正を容易に行う事が出来ます。
具体的な操作を説明します。

画像ウィンドウ上部のメニュー欄に「色」と書いてある項目があります。これを選択して、中から「レベル...」と書かれている項目を選んでください。

「レベル」というパネルが表示されます。この中の黒い山のようなグラフがヒストグラムです。
ヒストグラムの下に黒・グレー・白の3種類の三角形があります。この三角形を一般的に「スライダー」と呼びます。このスライダーを動かすことでコントラストの調整などを行う事ができます。

1.ハイライトの設定


画像の明るい部分の調整をしてみましょう。

レベルパネルのヒストグラムの右下の白い三角のスライダをマウスでドラッグして左に移動させてみてください。

スライダを動かす前と比べて白く明るい部分が非常に強調されているのが分かるでしょうか。
この白いスライダーは移動させた位置より右側にあるヒストグラムの明暗(階調・トーン)を全て最大の明るさである白に変更するという機能を持っています。つまり、明暗のあった部分を単一の白という色・明るさに変更したため白い部分が増え、画面に明るさ(ハイライト)が増したのです。

2.シャドウの設定


では、白のスライダを元に戻して左側の黒のスライダを同じくドラッグして右にずらしてみましょう。

先程とは逆に、暗い部分が強調された画像になっているのが分かるでしょうか。
黒いスライダーは移動させた位置より左側にあるヒストグラムの明暗を全て最大の暗さである黒に変更するという機能を持っています。つまり明暗のあった部分を単一の黒という色・明るさに変更したため黒い部分が増え画面に影(シャドウ)が増したのです。

3.中間調の設定 


更に黒のスライダを左に戻して、真ん中のグレーのスライダを動かしてみましょう。

この画像では左の方に移動させていますが、画像を見ると影になっていた部分が明るくなっているのが分かると思います。
グレーのスライダは中間調を表すものです。中間調とは白と黒が半々の状態で混色された「中間の明るさ」を意味し、このスライダのあるヒストグラムの位置(明るさ)が明暗の半分の位置になります。
上の画像のように中間調のスライダを左に動かすと、右側の広くなったヒストグラムの部分が「明るい色の分布」となり、左側が「暗い色の分布」となる。すると、画像全体では明るい色の分布が増え、暗い色が減るので画像自体は明るくなるのです。そして逆に動かすと画像は暗くなります。
中間調は明るさの配分を変更するので、白・黒のスライダで画像の明るさを変更するのとは全く異なった結果になります。

2012年7月1日日曜日

レタッチ入門〜GIMPを使ってみる

レタッチ入門編〜GIMP

2.GIMPで出来る事

デジタル画像はソフトウェアを使う事によって様々な編集を行う事が出来ます。そのソフトウェアの一つがGIMPです。

GIMPはオープンソースという形でインターネット上で公開されており、我々は無償で入手し使用できます。

デジタル画像の色合いや明るさを変えたり、画像から一部分を切り取って別の画像に貼り付けたりなど様々な画像処理を行うことが出来ます。
また、GIMPでの様々な操作はAdobe Photoshopなどのプロユースのソフトウェアと共通する点も多く、デジタル画像の基本編集概念を学ぶのにも非常に良いソフトと言えるでしょう。


GIMP
http://www.gimp.org/

3.GIMPのインターフェース

GIMPの各部の機能を確認しましょう。



1.ツールボックス
GIMPで使用する様々な「ツール(道具)」が準備されています。
ツールはアイコンをクリックする事で選択できます。
ツールには描画や彩色の出来るブラシや画像の任意の部分を選択するマーキーなど色々な物が揃っています。
また、ツールボックス下部のオプション項目で選んだツールの詳細な設定をする事も可能です。

2.画像ウィンドウ
GIMPを用いて開いた画像を表示する部分です。
また、ツールボックスには入っていない様々な機能を選ぶ事が出来ます。
データの保存、色調の補正、フィルタ処理、レイヤー操作などはここから行う事が可能です。

3.ドック
幾つかの機能をまとめたタブが組み込まれています。
主にはレイヤー、チャンネル、パスなどの画像合成に使用するものとブラシサイズやグラデーションのバリエーションなど描画に関するものなどが表示されています。
高度な画像処理を行う際には必須の機能が集められています。

GIMPはこれらのインターフェースを使いながら様々な画像処理を行っていきます。
詳しい使い方は追々説明して行きます。

2012年6月28日木曜日

レタッチ入門〜デジタル画像の特徴

少しずつですが、教室で教える内容に関する概論的な記事をアップしてみたいと思います。
余り後先考えずに軽率に行なっておりますので、何かご意見やご指摘などあればコメントして頂ければと思います。


では。


レタッチ入門編

1.デジタル画像の特徴

デジタルカメラやパソコンで画像を使う時、その画像は「デジタル画像」というものになっています。

デジタル画像とは、鉛筆や絵の具のような画材を用いて描かれる「アナログ画像」と違って、データを用いて描かれる画像と言えます。

パソコンに表示される画像はたくさんの点の集まりによって色と形を表現しています。
この点の事を「画素」または「ピクセル」と言います。

画素には「赤」「緑」「青」の色の光を表示する機能があり、それぞれの色の光が真っ黒から一番明るい色の発光まで明るさを変化させる事が出来るようになっています。
色の明るさは段階があって通常で0から255という256段階の値で区切られており、赤・緑・青それぞれに与えられた段階の光が画素の中で混ざり合い様々な色を表現します。
この色の作り方を「加法混色」と言い、表現できる色数は約1600万色以上。これは人間が認識できる色数より多いので写真のような現実の風景をモニタ画面上で再現できるのです。

また、画素の数が多ければ多いほど、画像はきめ細やかになります。
このきめ細やかさの事を「解像度」と言います。
解像度は「dpi(dot par inch)」という単位で表し、これはデジタル画像の1インチ四方にいくつの画素があるのかを表しています。
この数字が大きければ大きいほど画像はより細やかな表現を行えるようになります。

これらの事から、デジタル画像は画素の数とその扱う色の段階(これを階調といいます)でその美しさが決まる事が分かります。
左の画像を拡大したものが右のものです。
四角く区切られたピクセルが確認できます。

2012年6月22日金曜日

看板を元に戻す&チラシ設置先追加紹介

先日の台風で看板とチラシが飛ばされないように一時外していたのを再度取り付けてきました。
実際には生駒はあまり大変な状態にはならなかったので、外す必要もなかったかなと。
しかし、取り付けたこの夜、台風よりも凄い大雨が。
ちょっと大丈夫か不安になって来ました。
結構ヤワな作りなもので。
まぁ、風が無い分、大丈夫かな?

チラシを設置してもらったお店を更に紹介。
妻の人に頼んで営業してもらったところです。

奈良の東向き商店街北側の有名なお菓子屋さんです。
今年の5月に行ってきたのですが非常に良い雰囲気の面白いお店です。
これまた有名なカフェ(と言うか古書喫茶)「ちちろ」さんと共同の店舗になっていて、物凄くアットホームなところです。
奈良観光の際にはお立ち寄りされる事をオススメします。

奈良の三条通りにある「チャレンジショップ」。
どういう所かというと、手作りの作品を作っている作家が自分の店を出す事の出来る貸し店舗を格安で提供してくれています。
手作り作品だけでなく、飲食店やイベントスペースなどもあります。

奈良方面も少しずつ広報していきたいなぁ。
東大阪とか。

本日の教室の様子。
週末に来客の可能性ありなので、少し片づけ。

2012年6月18日月曜日

各ページを作ってみた

mixi,Facebook,Google+の各SNSのページを作ってみました。
まだ使い方があまり分っていない上に同時進行でスタートしたので、これから色々試してみます。

アドレスは以下です。