2012年6月28日木曜日

レタッチ入門〜デジタル画像の特徴

少しずつですが、教室で教える内容に関する概論的な記事をアップしてみたいと思います。
余り後先考えずに軽率に行なっておりますので、何かご意見やご指摘などあればコメントして頂ければと思います。


では。


レタッチ入門編

1.デジタル画像の特徴

デジタルカメラやパソコンで画像を使う時、その画像は「デジタル画像」というものになっています。

デジタル画像とは、鉛筆や絵の具のような画材を用いて描かれる「アナログ画像」と違って、データを用いて描かれる画像と言えます。

パソコンに表示される画像はたくさんの点の集まりによって色と形を表現しています。
この点の事を「画素」または「ピクセル」と言います。

画素には「赤」「緑」「青」の色の光を表示する機能があり、それぞれの色の光が真っ黒から一番明るい色の発光まで明るさを変化させる事が出来るようになっています。
色の明るさは段階があって通常で0から255という256段階の値で区切られており、赤・緑・青それぞれに与えられた段階の光が画素の中で混ざり合い様々な色を表現します。
この色の作り方を「加法混色」と言い、表現できる色数は約1600万色以上。これは人間が認識できる色数より多いので写真のような現実の風景をモニタ画面上で再現できるのです。

また、画素の数が多ければ多いほど、画像はきめ細やかになります。
このきめ細やかさの事を「解像度」と言います。
解像度は「dpi(dot par inch)」という単位で表し、これはデジタル画像の1インチ四方にいくつの画素があるのかを表しています。
この数字が大きければ大きいほど画像はより細やかな表現を行えるようになります。

これらの事から、デジタル画像は画素の数とその扱う色の段階(これを階調といいます)でその美しさが決まる事が分かります。
左の画像を拡大したものが右のものです。
四角く区切られたピクセルが確認できます。

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