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2015年2月24日火曜日

LISNA

LISNAサポートページ

普段、音楽プレイヤーにはiPod Touch 4thを愛用しているのですが、だいぶ年季が入って来ているのと、持ち歩くデジタル系ガジェットが増えている事もあって、スマートフォンで音楽を聴くようにしようと思ったのですが、StarQ Q5001に入っている標準音楽プレイヤーがイマイチ使い勝手が悪いので、操作感のいいアプリを探していました。

そして見つけたのがLISNAです。

LISNAのインターフェース。
フォルダツリーによる楽曲管理が独特だが、使い勝手がいい。

LISNAは楽曲の管理をフォルダの構造(ディレクトリ)で行います。
iPodなど、基本的に音楽プレイヤーは楽曲に付けられたタグの分類によって様々なソートが出来るようになっているのですが、それとは全く方向性の違う手法です。

ですが、意外にフォルダ単位での再生機能など、使い勝手が良く、プレイリストをわざわざ作らずとも、フォルダにまとめて端末に転送すれば良いだけ。
古い手法のように見られがちなディレクトリの考え方の長所を充分に活かしています。

設定画面。
結構細かにセットアップ可能。

特に気に入っているのが、ハードキーによる再生のコントロール。

音楽を聴く時はBluetoothヘッドフォンを使っているのですが、どうもQ5001と相性が悪いのか、リモート機能が効かなくなる時があります。
特に音楽を聞きながら他のアプリを立ち上げた時なんかに起こります。
メモリ不足を起こしているのか、リモートコントロールに関するバックグラウンドジョブが無効になってしまうのか、はたまたヘッドフォンと端末のハードウェア的な問題なのかハッキリ分かりません。

iPodをリモートで操作して以来、端末を操作してプレイヤーの画面を出して...という所作の面倒さから解放されて快適だったので、この点が使えないというだけで相当にストレスだったのですが、LISNAはスリープボタンを画面ロック中にダブルクリックすると曲の再生と停止が出来るのです。
更にはボリュームのキーで曲の送りが出来るなど、使い勝手が非常にいいのです。

もし、Bluetoothヘッドフォンのリモートコントロールが出来なくなったら、ハードキーで操作すれば良いわけで、ちょっとした機能なのですが、重宝しています。

2015年2月17日火曜日

Flipboard

個人的に重宝しているアプリで、iOS,Android,Windows8で利用しています。

Androidタブレット版の表示です。
基本的にインストールされた端末の仕様に合わせて表示レイアウトが変わります。

Flipboardは様々なSNSの更新情報をまとめて雑誌風のレイアウトで整理して表示してくれるアプリです。

基本的には自分が登録しているWebサービスを設定しておくと、そのタイムラインを取得してくれます。
対応している種類が幅広く、Twitter,Facebook,Google+,Tumblr,Instagramほかかなりの数のサービスに対応しています。
また、それぞれの特徴的な機能、例えばリツイートやいいね、+1などにちゃんとサービス毎に対応しているのも便利です。
更には各サービスへの新規投稿もアプリから可能で、サービスを超えた投稿の共有などにも柔軟に対応しています。

コンテンツの一覧。
All TimelineとAll Photoというまとめもあり、全ての投稿や全ての写真をまとめてチェックできる。

最近では「Cover Stories」というコンテンツが強化されており、これはこちらで登録していない様々なWeb上の情報コンテンツを自動で集めて表示してくれます。

プロフィールページで興味の対象となるコンテンツを選んで登録しておけば自動的にまとめてくれるので楽に使えます。

Flipboardの記事のレイアウト。
ペーパーメディアのレイアウトを意識した構成になっている。

共有機能に関しては前述の通りのもの以外に、自分で「雑誌」を作る事ができます。

記事の中で興味を引いたものやブックマークしておきたいものを雑誌という形でまとめる事が出来ます。
また、雑誌はFlipboardユーザー間で共有出来、気に入った雑誌をフォローしたりする事が出来ます。

「雑誌」の画面。
基本的には他のページレイアウトと変わらないが、気に入った記事などをドンドン追加してまとめる事が出来る。

各サービスからの通知機能は基本的に無いので、サービス用のブラウザとしては物足りないかと思いますが、大量の情報をある程度整理した状態で確認できるので、リーダーとして使うには非常に使い勝手の良いアプリかと思います。

現在iOS,Android,Windows8のアプリ形式以外に、Web版もリリースされ、かなり多様な環境で使用できるのも良いですね。

Web版の画面。
上下スクロールでコンテンツを確認できるので、PCだけでなくスマートフォンでも使い勝手は良い。

Windows8アプリ版。
基本的にはマウスクリックで動作するが、タッチパネルタイプのディスプレイならフリック操作でページを切り替えられる。

2015年1月18日日曜日

オープンステータスバー

最近、ずっとブログにAndroidのアプリの事ばかり書いておりますが、やはり普段使っているものなので、色々書きやすいですね。
そろそろ他の事も話題にして行きたいですが、便利な、こういうアプリが欲しかったというのがありましたのでちょっと紹介。

・オープンステータスバー


このアプリはその名の通り、Android端末上部のステータスバー(通知バー)をアイコンクリックで表示するというモノ。

インストールしてアプリアイコンをクリックするだけでステータスバーが開きます。

今ではiOSなんかでもこのプルダウンするステータスバーというのが当たり前になっていますが、「画面上部をスワイプ(指をなぞる)」仕草が必要なので、端末の持ち方等によっては非常に使いづらかったりします。

また、私の使っているSIMフリー端末は安価なせいかタッチパネルの感度が悪いのか丁度ステータスバーの部分の反応がイマイチだったりします。

そういう時はスワイプをしなくてもいいこのアプリが非常に便利です。

タッチパネル上でのジェスチャーでの操作というのは実際のボタンを配置しているハードキーと比べて直感的ではありますが、インターフェース自体がソフトウェア化されている為の操作性の低下が起こっている部分も結構あるかと思います。

一見、地味なアプリですが一度使い始めると、手放せなくなる感じです。
まさにユーティリティという感じですね。

2015年1月13日火曜日

Microsoft Word/Excel/Power Point Preview for Android

Androidタブレット用の「Microsoft Office」がようやく登場しました。
スマートフォン用やiOS用は既にリリースされているのですが、なぜかタブレット版だけが無かったのですね。
今のところ「プレビュー」版なので完成という訳ではなさそうですが、一応ちゃんと動作するオフィススイートが登場したので、Androidタブレットのビジネス使用も増えて行くかも知れません。

Word


Wordの基本画面ですが、ちゃんとリボンインターフェースになっております。
ただ、各リボンの内容がPC版よりもかなり少ないように思います。
なので、本格的な文書編集は難しいかも知れません。
一応、日本語フォントも追加インストールされるので、表示などはほぼ互換性があるようです。


挿入のタブでリボンを切り替えた状態から図形の挿入を選んだ所。
やはり、デフォルトの図形が少なめですね。
充分といえば充分なのですが。

この様に、操作系は基本PC用とほぼ変わりません。


ファイルメニューから共有を選んだ所。
タブレットだとファイルの扱いがPCと異なるので、独特のファイル管理メニューがあります。

共有機能はAndroidユーザーには結構馴染みではないでしょうか?

Excel


Excelの基本画面とインターフェース。
セルの使い方が若干PCと異なる印象。
リボンを使う様な操作はほぼ問題なし。関数も問題なく使用可能。


Androidタブレット用のOfficeではDropBoxに対応している点が凄いです。
Microsoftのオンラインストレージ「OneDrive」への対応はもちろんですが、サードパーティーへも対応したのでかなり便利に使えるのではないでしょうか?

Powerpoint


Powerpointは表示が横画面のみになります。
スライドの作成なども普通に行う事が出来、もちろんファイルを読み込んでの再生も可能です。
スライドの表示再現という点ではやはりどのOffice互換ソフトよりも完成度高いですね。


タブレットの画面にフルスクリーンで表示させる事ももちろん出来ます。
フリック操作でスライドショー用のメニュー表示も出来ます。
タブレットがミラキャストやHDMIに対応していれば、プレゼンの際にPCを持ち歩かなくても済みます。


PCと同じように再生中にスライドに記述をしたりする事も出来ます。
作成したスライドを再生する環境としてはほぼ完璧ではないでしょうか?

●まとめ

ちょっと使った感じでは、やはりプレビューという事もあるのか、機能的な制限が目立つ感じがあります。
無料で配布されているので仕方ないというのもありますが。
おそらく、正式版ではもうちょっと変わって来るでしょうし、アプリ内課金のシステムもあるので、テンプレート購入などで機能を強化する事になるのかも知れません。

Dropbox連携は非常に便利ですが、接続にちょっと時間が掛かったりします。(通信環境にもよるかもしれません)
後、オンラインストレージの利用が前提のような仕様で、Office2013との連携を大前提としている感じは強いです。
また、2007の各ファイルを開こうとすると、古いファイルという扱いになり、プレビュー表示になるので編集に切り替えた後、別名保存する必要があったりします。
あまり完全な互換性は期待できません。

アプリはWord,Excel,PowerPointとそれぞれ単体で公開されているのですが、一つが100MBを超えるデータサイズなので、ハッキリ言って重いです。
大きなアプリという事もあるのか、動作もややもっさりしています。(Nexus7の2012モデルという事もあるでしょうけど)

画面は7インチから対応しているようですが、せめて10インチは欲しいところですね。
7インチだとインターフェースが小さくなる感じで、操作しづらい時があります。特にExcel。

ただ、Microsoftが本格的にAndroidアプリに参戦して来たのが非常に重要で、これからドンドン良くなっていくのではないかと思っています。

来年ぐらいにはパソコンよりもタブレットやスマートフォンで「全ての業務をこなす」ような時代になっているかも知れませんね。

2015年1月7日水曜日

PCRADIO

「Radiko」や「らじる★らじる」のようなサイマル放送や「TuneIn」のようなストリーミング放送によるインターネットラジオのサービスはもはやラジオ放送の現在形として定着しつつあるように思います。

いわゆる「4大メディア」の中でもラジオは元々テレビの出現によりニーズを失っており、インターネットがネットメディアと成るに連れて、ほぼ成長が見込めない斜陽メディアとなっておりました。
デジタルテレビならぬデジタルラジオなど様々な再生案を実行して来ましたが、結局はライバルとも言えるネットメディアの力を借りる事で、根強く生き残っています。

その為、スマートフォンなどではネットラジオの聴取の為のアプリなども様々なものがリリースされていますが、今、個人的に愛用しているのが「PCRADIO」というロシア製のアプリです。

PCRADIOのメイン画面。
放送のジャンルがカテゴライズされている。

使い方は至って簡単で、カテゴリ表示の中から自分が聞きたいジャンルの項目を選んで、再生するのみ。
ただ、それだけ。
「Jazz」「Blues」のカテゴリ内の放送局を表示した状態。

アプリに登録されているインターネット放送局は比較的多い。
この中から選局し、音楽などを楽しむ。

「Discography」のカテゴリーでは、アーティストごとの表示が現れる。
この中から好きなアーティストの項を選ぶと、エンドレスにアーティストの楽曲を聞く事が出来る。

PCRADIOの面白いところは、特定のアーティストの楽曲をまとめて放送している「Discography」というカテゴリだと思います。
例えば、「ピンクフロイド」を選択すると、アルバムやシングルでリリースされた楽曲がずっと流れ続けます。
通常はせいぜいジャンル分けで放送を選ぶのですが、アーティスト基準の分類というのがかなり独自で面白いですね。

気に入った放送局は「お気に入り」登録できるようで、次回からは素早く利用できる様にできる。

お気に入り機能を用いて、操作が煩雑にならないようにサービスを提供したり、かなりユーザー目線のインターフェースを意識しているようにも感じられます。

何よりも非常に軽量。
「TuneIn」のアプリだと、相当なアプリケーションの重みを感じる事があって、かなりマメにキャッシュの削除などを行っておりました。

再生用のキャッシュデータなども思ったよりは増えず、ひたすら重さを増していくようなアプリからすると、軽量でキビキビした印象です。

ラジオは一時絶滅直前まで行きましたが、ネットとの共存を実現する事で新しい情報の伝達法を取得し、息を吹き返しているように感じます。

2014年12月29日月曜日

スマートランチャー

以前紹介した「Widget Homeランチャー」のようにAndroidではインターフェースの見た目だけではなく、機能性も大きく替えるようなランチャーアプリが数多く登場しています。

で、私のStarQには「スマートランチャー」を使用して落ち着いております。

スマートランチャーの画面。
表示されるのは時計とカレンダーとランチャーアイコンとアプリ一覧のみ。
スワイプによる画面切り替えのような機能は無い。

モバイル端末、特にスマートフォンのような小型のものは、携帯時の操作性が非常に重要であるものの、OS部分がパソコンと構造自体が変わらないため、操作周りが複雑になりがちです。
それでも、まだ、アプリという形で機能が提供されている部分ではなんとかなる感じですが、その肝心のアプリを「取り扱う」インターフェースがOSの進化とともにユーザビリティの面で長短所が出て来ているように感じます。

「スマートランチャー」はAndroid OSの操作系を最低限に絞り込んで、尚且つ使い勝手を向上させたランチャーアプリと言えるでしょう。

スマートランチャーを起動して分かるのは、画面に表示される要素が非常に少ないという事。
ウィジェットの使用も出来ないので、いくつかのアイコンのみが表示されているだけです。
つまり、タップしてアプリを起動するだけの機能に重点を置いた構造になっています。
iPhoneのiOSなどはこのようにアイコンを主体としたインターフェースを使用していますが、小型端末だとこういう構造の方が断然使い勝手は良いですね。

また、要素が少ないので操作する部分を間違える事も少なくなるかと思います。

アプリ一覧画面。
自動的にアプリをカテゴリ分けして整理してくれる。
また、カテゴリの移動など編集機能も充実している。

スマートランチャーの特徴は最適化されたアプリ一覧表示にも表れています。
通常、Androidのアプリ一覧表示はインストール済みのアプリを特に分類せず、50音またはAtoZで並べて表示しているだけなのですが、スマートランチャーはそのアプリの種類や機能を判別して、カテゴリ分けして表示してくれます。

カテゴリは左側にドロワーの形で表示されるのでスマートフォンを持ちながらの操作も楽です。
何よりも、カテゴリ分けをするのであれば今までなら、フォルダを作成してスクリーンに表示させたり、スクリーン毎にカテゴリ分けしてアプリアイコンを貼り付けていたりしていたものが、非常にスッキリとした構造になります。

結構、小さい画面でフリック操作を行いながらアプリを使うのって、面倒に感じる所、ありませんか?

スマートランチャーはアプリや機能に到達するまでの操作手順を出来る限り減らすという事を目的にしているように思います。
どんなに高度なソフトウェアでも、この操作手順の簡略化という部分が出来ていなければ、複雑で「使い勝手の悪い」ものに成り得ます。
こういうのを「アクセシビリティ」または「ユーザビリティ」等と言って、操作周りのデザインを行う際に考えるべき代表的な事柄だったりします。

そういう意味では、かなり色々と挑戦しているランチャーアプリとも言えるでしょうね。

ランチャーの見た目は追加して変更可能。
様々なデザインが施されたものがダウンロードできるようになっており、また、アイコンの並びやドロワーの初期表示、壁紙表示など細かな設定も行えるようになっている。
追加のアイコンセットなども充実している。

2014年12月26日金曜日

Next Lock Screen

Androidは柔軟なカスタマイズ機能を持っているので、前回の記事の「Widget Homeランチャー」のようなアプリケーションが多く出ているのですが、MicrosoftもAndroid用のカスタマイズアプリをリリースしています。
それが「Next Lock Screen」です。
「Next Lock Screen」の起動した画面。
スリープからの復帰時にこのロック画面が表示されるようになる。

Next Lock Screenはいわゆるロック画面に様々な情報を表示するアプリです。
スタイリッシュなタイポグラフィと画像の組み合わせがなかなかカッコイイです。

Android端末はメーカー毎に採用するインターフェースが異なるので、iOSの様にロック画面に通知を表示したり出来ないものも多くあります。
特にAndroidの基本インターフェースだと、上部の通知バーにメール着信などの表示が出るのみで、ロック画面には変化がありません。
これを拡張して使い勝手を向上させる事が可能です。

日付・天気の表示をタップすると、詳細がスライドして表示される。
このような各種情報の通知内容がひと目で分かるようになる。

通知される情報はかなり限られているのですが、天気・カレンダー上のスケジュール・SMSの通知・電話の着信通知が表示可能です。

ロック画面上でそれらの通知をタップしたり、スワイプしたりする事で、操作する事が出来ます。

下部のドロワーを上部にスライドさせるとアプリの起動が出来ます。
ドロワーにはアプリを自由に登録可能です。

そして、ロック画面下部には引き出し可能なアプリケーションランチャーが備わっており、タップするだけでアプリを起動したり、システム機能のオン・オフを切り替えたり出来ます。
これがかなり便利ですね。

また、ロック画面のモードが「Home」「On the Go」「Work」の3種類が用意されていて、それぞれに登録しておくアプリを変更できます。
「Home」には自宅でよく使うアプリを、「On the Go」には移動中によく使うアプリなどTPOに合わせた設定が行えるのも面白いですね。

ただ、私の使用しているスマートフォン「StarQ Q5001」では、やや動作が不安定で、どうも機種によっては当たり外れがあるような状態であるようにも思います。

しかしながら、操作性が結構良くなるので、動作が安定するようであれば、一度試してみる価値は充分にあるアプリだと思います。

そして何よりも、Windows Phoneで国内では大きく水を開けられてはいるものの、ライバル企業であるMicrosoftがこのようなAndroid用アプリを提供しているのがなかなか面白いですね。
(Android端末に旧ノキア製Windows Phone端末のインターフェースを持ち込む事でWindows Phoneの認知を上げる目的もあるようですが)

2014年12月23日火曜日

Widget Homeランチャー

Android端末はiPhoneなどiOS端末と異なり、基本がオープンソースなシステムなので、かなり自由なカスタマイズが可能です。

特にアプリケーション表示などを行う「ランチャー」というパソコンで言うところのデスクトップに相当する画面の種類を色々選べるのもAndroidならではの楽しみとも言えます。

また、このランチャーはユーザーの使い方に合わせて選ぶ事で、使い勝手の向上にもつなげる事が出来るかと思います。

例えば、Nexus7などのAndroidの標準ランチャーのインターフェース設計は、スマートフォンに関しては個人的には高機能過ぎて、逆に煩雑になってしまうような印象なので、もっとシンプルなインターフェースを持ったランチャーに変えると操作性が向上するようにも思っていたりします。

で、リリース当初から結構愛用していたのが、「Widget Homeランチャー」です。

「Widget Homeランチャー」を設定した画面。
様々なデスクトップアプリ「Widget」がタイポグラフィーで表示される。

Widget Homeランチャーは小さなアプリケーション「Widget」をデザイン要素として画面に配置し、非常にシンプルで美しいヴィジュアルと機能性を実現したアプリです。

スクリーンに配置するWidgetの数と種類・デザインを自由に組み合わせて、使い勝手の良いランチャーを作る事が出来ます。
複数のスクリーンの作成とフリックでの切り替えも可能。
ホーム画面の指定も可能。
また、下のブックマーク表示のようなAndroidの標準のWidgetの配置も可能。

各種設定用のドロワー。
最近のバージョンでは、背景画像の表示や透過、複数のランチャーアプリの切り替えなどが出来るようになっている。

レイアウト選択画面。
新規のスクリーンを作成する際に分割数のパターンを選ぶ。
基本がグリッドシステム的なレイアウトになっている。
また、レイアウトパターンの細かな作成も可能。

グリッド毎に色味を変えてみた例。
色だけでなく、複数の基本タイポグラフィーを組み合わせる事も出来る。

タイポグラフィーもベースが3種類。有料の追加デザインもあったりするので、気に入った構成も見つけやすいかと思います。
Widgetも時計・カレンダー・バッテリー・システム機能のオン&オフなどよく使うものばかりがセレクトされていて、ただ配置するだけで、操作性がかなり変わるのが体感できるかと。

大きく見た目は変わりますが、非常に面白いランチャーアプリですので、通常のホーム画面に飽きたら、試してみるのも一興かと思います。

2014年12月17日水曜日

Opera Max

教室ではスマートフォンやタブレットも取り扱っておりますので、役に立ちそうなアプリの紹介なんかもしてみましょう。

先ずは、最近、日本でのサービスが始まった「Opera Max」から。

パケットをご存知でしょうか?
よく「パケ死」なんて言ったものですが、大雑把に言うとネットを使った時のデータ通信量の事といえるでしょう。

ネットを使って様々なデータ通信、例えばSNSでのやりとりや、ホームページの閲覧、画像ファイルの転送、Youtubeの動画鑑賞などなどを行う際に、それらのデジタルデータはネットの回線という道路を通り易くするためにバラバラの断片に分解されます。その破片の事をパケットと言います。

画像や動画などデータが大きくなるものは大量のパケットを必要とし、テキストデータなどは少量のパケットで済みます。

現在ではスマートフォンなどでは定額制で無尽蔵にパケット通信を行うのが当たり前になっており、送受信するデータ量は数MB(メガバイト)/秒ぐらいは当たり前になっております。

かつての携帯電話のパケット通信料だと普通に一ヶ月で数百万円ぐらいは当たり前になる程の大量のパケット通信です。

なので、携帯キャリア各社は通信料の一ヶ月での上限を設定して、「利用し過ぎる」のを牽制しているのです。
そうしないと、モバイルネットワークが大量のパケットで埋め尽くされてしまいますので。

とは言え、スマートフォンも高機能化して、非常に解像度の高い画像を撮影できたり、長時間の高画質動画を記録できたりするので、必然的に扱うデータ量も大きくなっています。

そこで転送量の上限を少しでも気にせずに使えるように「データ量を軽減」するアプリが「Opera Max」なのです。

Opera Maxのメイン画面。
実際の通信量のうち21MBが「節約」されている。
(本来なら54.2MBの通信を行っているはず)

Opera Maxはインストールするだけで機能し始めます。
(ただし、起動時に使用の確認が行われます。)
後は、普通にスマートフォンを使うだけで、ある程度のデータ軽減が自動的に行われます。

Operaは元々Webブラウザ「Opera」を開発している企業ですが、モバイル機器用にリリースしている「Opera Mini」ブラウザがこのデータ軽減の機能を採用しています。
Opera MAXはこの機能を基本「全ての通信を行うアプリケーション」に拡張したものと考えるといいでしょう。
上の画像では「FlipBoard」や「Instagram」のようなアプリケーションのデータ通信が軽減されているのが分かります。

今月のデータ軽減の状況を一覧。
画像データを多く受信する「FlipBoard」の通信料が半分近く(緑が軽減分)になっているのが確認できる。

どうやってデータを削減しているのかというと、Opera Maxを起動すると通常の通信がOpera社のデータ圧縮用サーバー(通信基地みたいなものと考えるといいでしょう)を経由してスマートフォンに届くようになるのです。
サーバーでは画像データの不可逆圧縮や各種データの符号化というような処理を行う事でデータをコンパクトにしているようです。
そういう意味では意外にシンプルな構造の技術かも知れませんね。

しかしながら、完璧にデータ削減を行えるという訳ではありません。
上の画像でWebブラウザ「Chrome」と「ブラウザ」の削減幅があまり大きくないのが見えるかと思います。
また、「GMail」アプリは処理が行われていない様子です。

これは、セキュリティの掛かったネットワーク、例えば「https://」から始まるサーバーなどに対してはOpera Maxの機能が働かないためです。

また、画像データの非可逆圧縮処理を行い、「劣化」によるデータ軽量化を行うので若干ですが画像が荒れてしまいます。(ただ、見た目はあまり分からない程度です。)

後、状況によってはOpera社のサーバーへの接続が断続的に切断される事もあるようです。
これに関しては、私が未使用時に機内モードですべての通信を切断したり復帰させたりという事をして無駄な通信を行わないようにしているせいもあるかも知れません。

しかし、それにつけても、通信量が減るという利点は他に代えがたいものがあります。
私のようにSIMフリー機で高速通信が1GB/月のような場合は制限がかかるまでの期間を少し伸ばせるので重宝するかと思います。

また、動画のデータ圧縮に関してOperaはかなりの自信があるようですので、移動中に映像を観るような方には最適なアプリとも言えるでしょう。

Operaのサーバーで自分の通信データが処理される事への不安も有るかも知れませんが、少しでもデータ軽減・通信量削減の恩恵に肖りたい方にはおすすめのアプリです。