2014年12月26日金曜日

Next Lock Screen

Androidは柔軟なカスタマイズ機能を持っているので、前回の記事の「Widget Homeランチャー」のようなアプリケーションが多く出ているのですが、MicrosoftもAndroid用のカスタマイズアプリをリリースしています。
それが「Next Lock Screen」です。
「Next Lock Screen」の起動した画面。
スリープからの復帰時にこのロック画面が表示されるようになる。

Next Lock Screenはいわゆるロック画面に様々な情報を表示するアプリです。
スタイリッシュなタイポグラフィと画像の組み合わせがなかなかカッコイイです。

Android端末はメーカー毎に採用するインターフェースが異なるので、iOSの様にロック画面に通知を表示したり出来ないものも多くあります。
特にAndroidの基本インターフェースだと、上部の通知バーにメール着信などの表示が出るのみで、ロック画面には変化がありません。
これを拡張して使い勝手を向上させる事が可能です。

日付・天気の表示をタップすると、詳細がスライドして表示される。
このような各種情報の通知内容がひと目で分かるようになる。

通知される情報はかなり限られているのですが、天気・カレンダー上のスケジュール・SMSの通知・電話の着信通知が表示可能です。

ロック画面上でそれらの通知をタップしたり、スワイプしたりする事で、操作する事が出来ます。

下部のドロワーを上部にスライドさせるとアプリの起動が出来ます。
ドロワーにはアプリを自由に登録可能です。

そして、ロック画面下部には引き出し可能なアプリケーションランチャーが備わっており、タップするだけでアプリを起動したり、システム機能のオン・オフを切り替えたり出来ます。
これがかなり便利ですね。

また、ロック画面のモードが「Home」「On the Go」「Work」の3種類が用意されていて、それぞれに登録しておくアプリを変更できます。
「Home」には自宅でよく使うアプリを、「On the Go」には移動中によく使うアプリなどTPOに合わせた設定が行えるのも面白いですね。

ただ、私の使用しているスマートフォン「StarQ Q5001」では、やや動作が不安定で、どうも機種によっては当たり外れがあるような状態であるようにも思います。

しかしながら、操作性が結構良くなるので、動作が安定するようであれば、一度試してみる価値は充分にあるアプリだと思います。

そして何よりも、Windows Phoneで国内では大きく水を開けられてはいるものの、ライバル企業であるMicrosoftがこのようなAndroid用アプリを提供しているのがなかなか面白いですね。
(Android端末に旧ノキア製Windows Phone端末のインターフェースを持ち込む事でWindows Phoneの認知を上げる目的もあるようですが)

2014年12月23日火曜日

Widget Homeランチャー

Android端末はiPhoneなどiOS端末と異なり、基本がオープンソースなシステムなので、かなり自由なカスタマイズが可能です。

特にアプリケーション表示などを行う「ランチャー」というパソコンで言うところのデスクトップに相当する画面の種類を色々選べるのもAndroidならではの楽しみとも言えます。

また、このランチャーはユーザーの使い方に合わせて選ぶ事で、使い勝手の向上にもつなげる事が出来るかと思います。

例えば、Nexus7などのAndroidの標準ランチャーのインターフェース設計は、スマートフォンに関しては個人的には高機能過ぎて、逆に煩雑になってしまうような印象なので、もっとシンプルなインターフェースを持ったランチャーに変えると操作性が向上するようにも思っていたりします。

で、リリース当初から結構愛用していたのが、「Widget Homeランチャー」です。

「Widget Homeランチャー」を設定した画面。
様々なデスクトップアプリ「Widget」がタイポグラフィーで表示される。

Widget Homeランチャーは小さなアプリケーション「Widget」をデザイン要素として画面に配置し、非常にシンプルで美しいヴィジュアルと機能性を実現したアプリです。

スクリーンに配置するWidgetの数と種類・デザインを自由に組み合わせて、使い勝手の良いランチャーを作る事が出来ます。
複数のスクリーンの作成とフリックでの切り替えも可能。
ホーム画面の指定も可能。
また、下のブックマーク表示のようなAndroidの標準のWidgetの配置も可能。

各種設定用のドロワー。
最近のバージョンでは、背景画像の表示や透過、複数のランチャーアプリの切り替えなどが出来るようになっている。

レイアウト選択画面。
新規のスクリーンを作成する際に分割数のパターンを選ぶ。
基本がグリッドシステム的なレイアウトになっている。
また、レイアウトパターンの細かな作成も可能。

グリッド毎に色味を変えてみた例。
色だけでなく、複数の基本タイポグラフィーを組み合わせる事も出来る。

タイポグラフィーもベースが3種類。有料の追加デザインもあったりするので、気に入った構成も見つけやすいかと思います。
Widgetも時計・カレンダー・バッテリー・システム機能のオン&オフなどよく使うものばかりがセレクトされていて、ただ配置するだけで、操作性がかなり変わるのが体感できるかと。

大きく見た目は変わりますが、非常に面白いランチャーアプリですので、通常のホーム画面に飽きたら、試してみるのも一興かと思います。

2014年12月17日水曜日

Opera Max

教室ではスマートフォンやタブレットも取り扱っておりますので、役に立ちそうなアプリの紹介なんかもしてみましょう。

先ずは、最近、日本でのサービスが始まった「Opera Max」から。

パケットをご存知でしょうか?
よく「パケ死」なんて言ったものですが、大雑把に言うとネットを使った時のデータ通信量の事といえるでしょう。

ネットを使って様々なデータ通信、例えばSNSでのやりとりや、ホームページの閲覧、画像ファイルの転送、Youtubeの動画鑑賞などなどを行う際に、それらのデジタルデータはネットの回線という道路を通り易くするためにバラバラの断片に分解されます。その破片の事をパケットと言います。

画像や動画などデータが大きくなるものは大量のパケットを必要とし、テキストデータなどは少量のパケットで済みます。

現在ではスマートフォンなどでは定額制で無尽蔵にパケット通信を行うのが当たり前になっており、送受信するデータ量は数MB(メガバイト)/秒ぐらいは当たり前になっております。

かつての携帯電話のパケット通信料だと普通に一ヶ月で数百万円ぐらいは当たり前になる程の大量のパケット通信です。

なので、携帯キャリア各社は通信料の一ヶ月での上限を設定して、「利用し過ぎる」のを牽制しているのです。
そうしないと、モバイルネットワークが大量のパケットで埋め尽くされてしまいますので。

とは言え、スマートフォンも高機能化して、非常に解像度の高い画像を撮影できたり、長時間の高画質動画を記録できたりするので、必然的に扱うデータ量も大きくなっています。

そこで転送量の上限を少しでも気にせずに使えるように「データ量を軽減」するアプリが「Opera Max」なのです。

Opera Maxのメイン画面。
実際の通信量のうち21MBが「節約」されている。
(本来なら54.2MBの通信を行っているはず)

Opera Maxはインストールするだけで機能し始めます。
(ただし、起動時に使用の確認が行われます。)
後は、普通にスマートフォンを使うだけで、ある程度のデータ軽減が自動的に行われます。

Operaは元々Webブラウザ「Opera」を開発している企業ですが、モバイル機器用にリリースしている「Opera Mini」ブラウザがこのデータ軽減の機能を採用しています。
Opera MAXはこの機能を基本「全ての通信を行うアプリケーション」に拡張したものと考えるといいでしょう。
上の画像では「FlipBoard」や「Instagram」のようなアプリケーションのデータ通信が軽減されているのが分かります。

今月のデータ軽減の状況を一覧。
画像データを多く受信する「FlipBoard」の通信料が半分近く(緑が軽減分)になっているのが確認できる。

どうやってデータを削減しているのかというと、Opera Maxを起動すると通常の通信がOpera社のデータ圧縮用サーバー(通信基地みたいなものと考えるといいでしょう)を経由してスマートフォンに届くようになるのです。
サーバーでは画像データの不可逆圧縮や各種データの符号化というような処理を行う事でデータをコンパクトにしているようです。
そういう意味では意外にシンプルな構造の技術かも知れませんね。

しかしながら、完璧にデータ削減を行えるという訳ではありません。
上の画像でWebブラウザ「Chrome」と「ブラウザ」の削減幅があまり大きくないのが見えるかと思います。
また、「GMail」アプリは処理が行われていない様子です。

これは、セキュリティの掛かったネットワーク、例えば「https://」から始まるサーバーなどに対してはOpera Maxの機能が働かないためです。

また、画像データの非可逆圧縮処理を行い、「劣化」によるデータ軽量化を行うので若干ですが画像が荒れてしまいます。(ただ、見た目はあまり分からない程度です。)

後、状況によってはOpera社のサーバーへの接続が断続的に切断される事もあるようです。
これに関しては、私が未使用時に機内モードですべての通信を切断したり復帰させたりという事をして無駄な通信を行わないようにしているせいもあるかも知れません。

しかし、それにつけても、通信量が減るという利点は他に代えがたいものがあります。
私のようにSIMフリー機で高速通信が1GB/月のような場合は制限がかかるまでの期間を少し伸ばせるので重宝するかと思います。

また、動画のデータ圧縮に関してOperaはかなりの自信があるようですので、移動中に映像を観るような方には最適なアプリとも言えるでしょう。

Operaのサーバーで自分の通信データが処理される事への不安も有るかも知れませんが、少しでもデータ軽減・通信量削減の恩恵に肖りたい方にはおすすめのアプリです。

2014年12月3日水曜日

強風で...


昨日今日の強い風で、教室の看板が吹っ飛んでしまい、ズタズタの状態になってしまいました。
新しく作りなおすのも、個人の手作業でやっておりますので、直ぐに修正が効くというわけではありません。
なので、全く新しい看板を作る間に、教室の看板が無い状態が数ヶ月続きそうです。
ちょっと奥まった所に教室がありますので、教室のPRが出来ないのは残念な所です。

もし、教室にお越しになられる際には、事前にご連絡頂けると幸いです。

さて、明日辺りにハンズにでも行くか...。

2014年11月24日月曜日

再び紅葉の奈良へ


先週、奈良公園の紅葉を見に行ったのですが、まだ見頃ではなかったので、もう一度行ってきました。
今回はカメラも一眼レフで撮影する気まんまんで。

11月の三連休の中日という事もあってか、とにかく人が多い!
東大寺の前の参道なんて昔行った原宿のような状態。
釜飯屋の前には大行列は出来てるし、流石、秋の奈良ですね。
(奈良生まれで18まで奈良は生駒に居ましたが、ここまでとは知りませんでした。)

たった一週間でしたが紅葉は相当に進んでいて、かなりいい状況だと思います。
12月頭ぐらいまではこの色鮮やかさは楽しめるでしょうね。

久々に鹿にせんべいをあげたのですが、大半が多くの観光客に貰いすぎて満腹状態で、食べてくれません(笑)
鹿は「足るを知る」賢さを持った生き物である事が良く分かりました。
流石、神の使い。

さて、先週で10月から2ヶ月に渡って行いました大工大の試験対策講座も終わり、今週末がCG-ARTS検定の本番となりました。
学生さんには頑張って結果を出して頂きたいと切に願います。

なので、今週からは通常運転になるのですが、12月の土曜日が数回、レギュラーで入っております業務の関係で開講に関しては要相談となっております。
12月分のスケジュールも公開しておりますので、ご参考頂ければと思います。

では、最後に紅葉の写真を幾つか載せておきます。
















2014年11月16日日曜日

紅葉の季節です

今週で大阪工業大学でのCG-ARTS検定対策講座が終了します。
平日の早目の時間での開講可能日である火曜と木曜日が来週から使えるようになります。
お問い合わせ、受講希望などお気軽にご連絡下さい。

CG-ARTS検定も後期が終わると、次は来年7月の前期試験です。
半年程あれば基本的には受験準備できるのですが、対策講座は長くて3ヶ月あるかないかですのでね...。

履歴書の資格の欄を充実させたい方は今からであれば来年の前期試験対応に余裕がありますので、ご相談下さい。

もちろん、パソコン・タブレットその他デジタルメディアのご相談、受講も受け付けております。


さて、先日、奈良公園の方へ久々に出かけまして、紅葉を見に行ってきました。

まだ、赤くなり始めたという感じで、見頃は来週からという感じでしょうか?
先週で正倉院展が終わって、土曜とかだと人もまばらかと思っていたのですが、結構観光客や修学旅行生が多く、賑やかな奈良の街でした。

これからしばらく、鮮やかな彩りを求めて、多くの人が古都へやって来るのかも知れませんね。















2014年11月2日日曜日

秋といえば...

10月も終わって11月になってしまいました。

先月から大阪工業大学での課外講座が始まり、平日の開講可能日が減っており、ご迷惑をおかけしております。

11月下旬まで続きますが、一応のスケジュールをホームページ上に公開しておりますので、申し込み・お問い合わせのご参考にしていただければと思います。

尚、スケジュールに関しては現在分かっている範囲で年末までの予定を公開しております。

さて、先月の頭に現在教室にお越しいただいている受講生の方に、畑で取れたという大きなサツマイモを頂まして、先月末にようやく調理していただきました。

一つでスーパーで売ってるサツマイモ2~3個分ぐらいありました。重さも凄かったです。

ふかしイモにして頂きましたが、甘くて美味しいお芋でした。

この場を借りてお礼申し上げます。
良いものをありがとうございました。





2014年10月20日月曜日

久々の健康診断

先週は大学での授業がありませんでしたので、比較的余裕はあったのですが、今週からまた再開しますので、平日の開講可能日が少なくなります。

また、11月以降の予定もだいぶ固まってきそうなので、近々スケジュールの更新をかけます。

...さて、タイトルの件ですが、実は以前働いていた学校を退職してから、健康診断を長い間受けていなかったのですね。

元々、病院・医者嫌いという事もあって、忙しく働けていればまぁ、大丈夫だろうという素人考えでほったらかしにしていたのです。

まぁ、運良く5年間、若干の体調不良はありましたが、大事に至るような病気にはなっておりませんでした。

ですが、今年、生駒市の特定健診の対象になっておりまして、夏前に通知が来た訳です。
健康診断を受けなさいと。

で、先日行って来ました。

最寄りの診療所で受診するのですが、普通の患者さんもおられるので、なかなか時間もかかって大変でした。
次回からは集団検診にしようかな?スムーズに受診できるそうですし。

心電図の機械が脈拍を電子音で表現するタイプのものでしたが、その脈の音を聞いていると、段々と自分の脈拍を意識し始めて、どんどん早くなるんですよね。
で、落ち着こうとすると、より速くなったりして。

実はいい年して、採血が怖いタイプなのです。
採血というよりか、注射器が苦手なのですね。
なので、採血中は完全に看護師さんに任せて、何も見ないようにして、ひたすら終わるのを待っているのです。
で、無事に血を取ってもらって、この日の検診は終わって帰ろうとした時に、目の前がいきなりソフトフォーカスかかったようにぼんやりして立ってられなくなりました。
見事な貧血です。
やっぱり年に一回でも採血を受けてた頃は殆ど起こしませんでしたが、久々だと来ますね。
少し心電図用のベッドに横にならせてもらって、何故か噴出す汗が落ち着いた頃、全く何もなかったように回復しました。

今週末に結果を聞きに行きますが、大きな問題がない事を祈っております。

しかし、無茶できない年齢になって来たんだなと痛感しますね、色々。

2014年10月13日月曜日

母校に行って来ました

台風が通過中ですが、いかがでしょうか?
被害などが出ていない事を祈ります。

この台風で浮足立つ昨日ですが、母校・成安造形大学の学園祭に行って来ました。

大学を訪れるのは大体10年振りぐらい。
入学してからは20年程経った訳です。

細かな事は私の個人ブログでどうぞ。

しかし、20年というのは長いような短いような、20代の時に見ていた風景が今だにそのままある事が不思議でなりませんでした。

私はこの大学でCGを学びました。

当時はまだアナログ技術によるデザインも多く、そういう意味ではアナログもデジタルも両方共に学ぶ事が出来た、ある意味ラッキーな世代だったかも知れません。

まだ、インターネットも始まったばかりで、全てのフィニッシュワークをデジタルでは完結できない、そんな時代。
今では到底想像もできないような時代が20年前にあった事。
フルデジタルが20年後には実現してしまっている事。

時間というものの感覚が不思議なものになった一日でした。

さて、今週は大阪工業大学の授業がお休みですので、通常の教室の開講予定でレッスンできます。
お気軽にご連絡下さい。


2014年10月5日日曜日

CG-ARTS検定対策・後期始まりました

先日より、大阪工業大学でのCG-ARTS検定対策授業が始まりました。
3ヶ月前の前期ではそれなりに良い結果を出せたので、今度も受講者の合格を目指して行こうと思っております。

CG-ARTS検定は各部門、教室でも対応致します。
ご相談下さい。

対策授業が始まりましたので、平日の火曜と木曜に開講の出来ない日が増えております。
教室開講スケジュールの方をご確認いただいて、お問い合わせいただければと思います。
ご了承ください。

ところで、本日は教室の方に行っていたのですが、古いMacintoshを廃棄する準備をしておりました。


これはPowerMac6100/66という第一世代のPowerMacのエントリーモデルになります。
学生時代に出入りしていたデザイン事務所で使っていたものを譲っていただいたものです。
20代後半のメインマシンでした。

見ての通りの薄型筐体が特徴的で、ピザボックスと呼ばれていました。
Macintosh II以降のモデルのデザインの基本の一つでした。

標準モデルで画面解像度が800*600ピクセルぐらいだったかな?
発色数も3万色程。

それでもバリバリとグラフィックスやオーサリングをやっていたんですよ。


6100の上に乗っているのが、初めて買ったMac、Macintosh LC630です。
LCってのはローコスト・カラーという意味で、当時のMacではカラー出力が出来るモデルは高かったのですが、拡張性や機能を抑える事で低価格にしていたのです。

LCは68040というPowerPC以前のCPUを用いていて、今からすると処理速度も遅いものでした。
(当時としては68040は速い方でしたが)
更に68LC040という低価格化CPUを採用しているので、3DCGなどは到底難しい機種でした。
その為、このLC630はCPUの載せ替えを行って、若干処理能力をアップしてあります。

標準の解像度は640*480ピクセル。発色数も3万色まで可能ですが、スムーズな動作は256色がベスト。

MacやPhotoshop/Illustrator、Macromedia DirectorにSTRATA Studioなど殆どのクリエイティブツールをこのLC630で身に付けました。

1994年当時、大阪の日本橋のソフマップ・マックコレクションにてモニタとセットで20万円。
それでも最も安いMacでしたね。

しかし、今考えるとその20万円の投資は現在の私にとって大きかったかと思います。
既に20年もこの道で食って来ている訳ですので。ええ。